「なっなんだって!?リスターさん?」
ダルはリスター警部の言っている言葉が信じられなくてリスター警部の目を見た
「なっ何故僕らが逮捕されないといけないんですか!?」
エドもダルの後に言うが、2人は明らかに動揺していた
それもそのはずだ、タダでさえ一般人である2人はいきなりM.Tを拉致されて命懸けの勝負を挑まれて、今さっき勝利したばかりで“逮捕する”と言われたのだ。動揺しない方がおかしい
「僕らはただ……」
エドは、動揺しながらもすぐに弁解しようとするが
「じゃあなんだ?そっちの子が持っているのは爆弾じゃないのか?」
大統領がすぐさまダルが持っていた爆弾を指摘する
「こっこれは……!」
ダルが説明しようとした瞬間
(犯人は常に俺らの行動が分かっていた。もしかして今この場にもいるかもしれない。今までの事を話したらM.Tの命が……)
M.Tが脳裏に浮かんで何も反論が出来なかった
エドも同じ答えに行き着いたみたいで何もいわなかった
「ほらみろ!連行したまえ。これで私も安心して予定を消化出来るよ」
大統領が鼻を鳴す
こんな時になんだが想像していた大統領とイメージが違う
「そう言う事だ。本当にすまないが署へ来て貰うよ」
リスター警部は、そう言うとダル達からすぐに目を話して部下に指示する
(くそっ!!こんな事になるなんて)
(これじゃM.Tが!!)
2人に焦りが生じるが、今は何もしない方が得策かもしれなかった
そのまま2人はパトカーに乗ってウリグスタウンの警察署まで連行された