シャドーの戦闘機が魚雷を次々に放ち、敵戦艦に命中していく。
同時に上空からは大々的な爆撃が行われ、既に沈没している戦艦さえある。
艦長『最大目標の戦艦ニュードールズを集中砲火せよ!』
一気に20機程の戦闘機が一斉に攻撃を行った。
レイジス『敵の応援が来る前に再起不能にするんだ!一隻残らず沈めろ。』
この攻撃がどれくらい続いただろうか。見渡す限りの戦艦は全滅しているが、攻撃の手は緩まない。
艦長『残った弾薬は基地の上空にでもぶちまけておけ。』
気が付けばグアム沖に停泊している戦艦は全滅しており、その大半は沈没と修復不能になった。
これは事実上、南太平洋全域の主導権を得たに等しいのだ。
レイジス『皆、よくやってくれた。命を落とした3名には名誉勲章を授与する。』
艦長『これより、本部へ帰還する!』
レイジス『いや、ちょっと待て!』
艦長『・・・?』
レイジス『これより進路をさらに東へ進み、本拠地を攻撃しに行く。』
艦長『しかし、戦闘機の弾薬が』
レイジス『戦闘機の攻撃は行わない。この俺自らがやってやる。』
艦長『陣司令官には?』
レイジス『事後報告で構わん』