それが、私の孤独感を 一層、深くした。
でも、私の知らないところで。私に連絡を取るか取るまいかと悩んでくれてる子がいた。
それが、「チカ」という今も友達でいてくれてる子のうちのひとり。
あ、この話の中で初めて人の名前が出た(笑)
就職して、私のついていた嘘も皆にバレて・・・
総スカン喰らって、しばらく自分の中でメソメソしていたのね。
自業自得のくせに生意気にもウジウジしていたっていう・・・。
呆れてモノも言えないような状態の時に、彼女から不意に電話をもらったの。そこで彼女との縁がつながった。
で、私。電話ごしだったけど、もっのすごく、謝った。言い訳出来ないし とにかく、謝る。それしかない!って。
申し訳なくて、でも、電話もらえた事が嬉しくて仕方なかった。
泣いてでも、何しても、例え彼女が気まぐれでくれた電話だとしても。
この後にもう電話が来なくなっても。
とにかく謝罪の気持ちを伝えなくては!って必死だった。
そしたら、彼女。
ケロッと。あっけらかんと。
「反省したんでしょ?もういいよ、嘘つく、なんて誰にでもあるじゃん。腹立たなかったわけじゃないけど、もうしないなら、大丈夫でしょ」
「でさ、聞いてよ、私彼氏が出来たんだよ〜♪」
って。そう言ったの。
「!」・・・・。
彼女は私の「嘘」の件にはそれ以上触れず、彼氏が出来た事を私に嬉々として話していた。
「でね、優しくてね、ねぇ?ちゃんと聞いてる?今度、アンタも一緒にご飯行こうかって、彼が言ってくれてんの、だから電話したんだけど、」
「予定組めない?今、職場忙しい?無理には、誘えないけど、友達だって紹介したいから、お流れにしたくないんだけど」
って、彼女は、私が合いの手入れる隙を与えない感じで言った。
涙がボロッボロこぼれて チカにちゃんと返事したくても、電話口でうなずくのがやっとで。
ズビズビ鼻をすすって、何とか「ぎいでるよぅ」って言った私。
私の声を聞いて彼女は。
「も〜(苦笑)また10分後に電話するからぁ、ちゃんと、鼻かんで、泣き止んで話せるようになってて〜」
って電話を切ったのよ。
私言われた通り、一通り泣いて。ぐっとこらえて鼻かんで。ちゃんと話せるように、発声練習までして。
彼女からの電話を正座して待った。