“フランク・リーブル殿、貴殿は我が国の国民とし隊役を勤めることを命ずる”
こう記された手紙がフランクの元へ届いたのはルイスの死から約半年経った頃だった。
フランクは、シンディはやっと笑顔を取り戻し始めたのに、また友人が徴兵されることで笑顔を失わないか心配だった。
だから、フランクは家族とジョージおじいさんにだけ伝えた。
シンディには手紙を書いた。
本当は自分の口から伝えたい。
しかし、シンディのことを思い手紙にした。
この手紙は出戦してからだそうと、フランクは堅く心に決めた。