初めての恋…13

ひろ  2006-06-16投稿
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永いキス…
愛を感じるような…

愛さ…ん?

「…っ」
ドン!!
愛さんを思い出して、佐藤を押した。

「…っ、白井?」

「何?どうして…」
私は息を整えながら言う。

「白井、俺…」

ギュウっ。

佐藤が力強く私を抱き締める。

私はその瞬間、佐藤の気持ちが流れ込んでくる気がした。

「佐藤が好きな人は愛さん…
私は身代わり?
不安なの?愛さんに好きって言われた事が崩れそうで?」


「わからない、ケド白井の事、抱き締めたい」

「私の事、好きじゃないでしょ?
でも、私は好き。
だから、こんなに近付くのは最後…
キスも、抱き合うのも最後。一番好きな人には一番であってほしいから…身代わりは嫌。」

「……」

佐藤が私を解放する。「私、帰るよ。言いたい事も言ったし…」

「いつから?そんな気持ちになったんだ?
嫌ってたはずなのに…」

「ずっとだよ☆」
私は精一杯の笑顔を向ける
「明日大丈夫だよ。元々振られる覚悟で告ったんでしょ?佐藤は凄いよ。」

「なんかあったらまた言って!!
友達だもん。」

「じゃね。」

私はそそくさと家路についた。泣きながら…
家に着く頃には1時をまわっていた。

着替えてそのままベットに横になる


朝ー。なんだけど…
頭がガンガンする。
昨日、お風呂入った後に外でずっとしゃべってたからなぁ〜。

風邪かな。

今日、休も…



ゴホゴホっ。
「今何時だぁ?」
時計をみる。11時をさしていた…。

そういえば華奈が講義午前中で終わるから、お見舞い来てくれるって言ってた。

ホント優しいよなぁ、華奈は…

うー具合い悪い…
もう、ちょっと寝よう…


ピンポーン
あっ、華奈かな。

私はフラつきながら玄関を開けた。

「………え?」
そこに立っていたのは困ったような表情をした佐藤……

「さ、佐藤さん?
ゴホっ。どうしたの?」

「なんか、見舞ってくれって頼まれた…」

華奈さん…
あなた、一体何をお考えですか?

「……」
追い返すわけにもいかないし…

「とにかく中入って」
「お邪魔します」
佐藤は辺りをキョロキョロと見回してる。
「やっぱ、独り暮らしだよな」
「うん、実家遠くて…」
「…あ、腹へったろ。これ華奈ちゃんが買ったのだけど、お昼作るから台所借りていい?」
佐藤は買い物袋を見せながら言った。

「うん、ありがと。」
私はベットに倒れ込んで眠りについた。



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