いつの間にか朝になっていて、俺は一睡もできなかった…。
アカネとキスした…いやキスされたことが頭から離れなかった…。
鏡を見ると酷いクマが出来ていた。
〜酷い顔だな〜
そう思い自分の顔で笑ってしまった。
顔を洗い身支度を整えていると。
「コンコン」と、扉をノックする音が聞こえた。
〜とうとう来たな…〜
俺は覚悟を決めて家の扉を開けた…。
「おはよう。ハイド君…酷い顔だな。」
「おはようございます。あなたの部隊に入るのが楽しみで一睡もできなかったもので。」
「威勢がいいな。気に入ったぞ。私はリンスだ。女だからといって侮るなよ。」
リンスが怪しい笑みを浮かべた。
「はい…」
リンスの笑みは酷く恐ろしかった。
「身支度は済んでいるな。では、行くぞ!」
「はい…」
〜とうとう戦争に参加するのか…みんなはどうなのかな…〜