叶わぬ願いと知っていても。?

みゅ  2008-11-01投稿
閲覧数[308] 良い投票[0] 悪い投票[0]



なんで好きになっちゃったんだろう。

よりにもよって、君に。







*************


「うーっちゃん!今日部活あんの?」

「ないよ〜」

「だったらさぁ、遊ばねぇ?」

「いーよ、どこで?」

「うっちゃんちは??」

「ダメだと思う」

「じゃ、俺んちで☆」

「うん」


汰一は俺とクラスメイトで親友。

友達を、よりにもよって同性を好きになってしまった。

自分でもキモチワルイと思う。だけどどうしても好き。

けれど、同性の友達という立場にいる俺を、汰一はそんな風に意識したことは全く無いだろう。

できることなら、汰一を今すぐにでも抱き締めていっそのこと全てを伝えたい。

だけどそれは叶わぬ願い。
だからこそ、胸に閉まって置くべきだと、内海は思う。





************


「お邪魔しまーす…」

「誰もいねぇから」

汰一がふっと笑う。

あぁ、
愛しい。

この笑顔は俺だけに向けられたモノ。

そんな些細なことも幸せに感じる。


「飲み物取ってくる」

「俺アップルティー」

「ねーよそんなの。うっちゃんは水ね水。水道水」

「ごめん分かったお茶でいい!」


俺が水道水嫌いなことを知っててたいちゃんは言う。
さすがは自称ドS。




「あ!」

汰一が冷蔵庫を開けた瞬間に驚いたような声を出した。

「アップルティーある!」

「マジで?やった♪」






*?へ*

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 みゅ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ