「ごめんな」
雄介の一言で
涙があふれた…。
涙で雄介の顔が
みえなくなる。
嫌だ。 行かないで。
1人にしないで…
雄介がいない世界なんていらないよ…
そんなあたしの願いなど雄介には届かなくて…
雄介は家のドアを閉めた。
あたしはそのまま
へたりこむ。
悲しくて苦しくて
涙が止まらない…
心の中で何度も
泣いた。
何度も何度も
雄介の名前を呼んだ。
だけど雄介は
あたしの声になんて
答えてくれなかった。
もぉ終わり?
もぉ会えない?
そんなの嫌だ。
過去は変えられないけど未来なら 何度でも
変えられる。
空の向こう側の
あたしは
笑ってますか…?