エレガント…11

海城なな  2008-11-01投稿
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スパイシーカフェオレ

さわやかなスパイスががきいていて疲労回復にもよくきくドリンクだ。

小さい鍋に好きな割合でカフェ・オレをつくり適度にスパイスを加えて氷のたっぷりはいったグラスに注いで出来上がるという手順だ
「はい健司さん。スパイシーカフェオレ。疲れたときに飲むと最高なんだよ。」
「ああ、ありがとう…」


「そして、美里さんには……」


由美子が美里にいれてあげたのはバターコーヒーだ。

いれたコーヒーに純正バターを加えて溶かすだげだがまろやかな口あたりだ。

「ゆっくり飲んでね」


ふたりは由美子にいれてもらったコーヒーをひとくち飲んだ。

「美味い。ウチの店ではスパイシーカフェオレはやっていないからな。」そういい健司は一気に飲みほした。

「早っ!もっと味わって飲んで欲しかったな。」由美子は残念そうに言った。

「本当に…由美子の言うとおりよ。コーヒーには様々な種類があって楽しみ方も色々あるとても深いものだから。」そう言いながらって美里はゆっくりと飲んでいた。

「こだわりなく好きなように飲めればいいんだよ。」
健司は腕をくみ得意げに言った。

「それもそうだね。」と由美子は笑った。

「そういやお兄さんとは連絡取ってるのか」健司は由美子に訊いた。 


すると由美子は浮かない表情をうかべた。

「ここしばらくまったく会ってないけど…一年前くらい前に店だしたってハガキがきた。」 


「そうか………そろそろお兄さんを許してあげたらどうだ?」 


「そうよ由美子…一度会いにいってあげなさい」 



「嫌だよ…わたしは兄貴なんかに会いに行かない…」


「そんなこと言ってるうちに本当に一生会えなくなる事もあるんだ。」 



「ちゃんと自立してから兄貴には会いにいくから!」
由美子は少々ムキになった

「ごめん…健司さん。でも今はそんな気分になれないんだよ。一生会わないとかそんな事は言っていない。兄貴の事はちゃんと考えてるよ…。だから心配しないでよ。」 

 
「そっか余計な心配をして悪かったな」健司はちょっと強制しすぎたかなと思った。  



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