平凡な日々に闇は差す。第四話
そのまま湖に飛び込もうと思った時、なにやら知っている声が
聞こえてきた。｢俺だよ和也逃げなくてもいいだろ。ひっでぇ｣この声は、と思い逃げだそうとしていたのをやめ、茂みに近づいた。その瞬間、｢ばぁー｣と龍一狼が出てきた。
何故龍一狼がこの湖にこれたかというと、
それは２時間前にさかのぼる。
｢あぁ和也どこ行ったんだろぉ、てか俺迷子？｣
まさかなと思う龍一狼はここにいたらまずいと思い、
なにか手がかりがないか、手当たり次第、歩き回っていた。
そして、１つの施設に辿り着いた。
その施設には捨てられた子供や犬がいた。
村の許可を取って施設の中に特別に入れてもらった。
施設ﾉ子は意外と元気で、驚くほどだった、
｢すいません、龍一狼さんちょいとお話があるんでいいですか｣この施設の園長さんが呼んできた。
いわれるがままに、園長についていった。
園長室に飾ってあった絵を見たら、ゴッホの書いた絵などがあった。
｢君に大切な話をしたいんだ。｣
かれこれ長ったらしい話をしたあと、龍一狼の顔色は悪くなった。
それもそのはず、その園長は龍一狼の未来が見えたとか言ってきた。
その内容とは、龍一狼はこのまま家にも和也の所にも戻れなくなるのだ。
その話を聞いた龍一狼は、どうやったら未来を変えられるか訪ねてみた。
園長が、ある一つの書類を棚から出してきた。
書類を園長は丁寧に読み始めた。
｢あと数十年たったらある男の子がこの施設を訪れる。その子にあることを伝えなければいけないそのこととは私には未来が見えた。あと３年ほどすれば、この星地球がなくなる。｣
龍一狼は身構えるように聞いていた．
｢だがまだ方法はある。もう一人男の子が湖のほとりにいる。
だからあの子と力を合わせればいいのじゃ｣
とゆうことだ。と園長先生が言ったような顔をしてみせた。
｢でも、どうやって和也の所に行けばいいんだ。｣
龍一狼は頭が混乱していた。
でも、その混乱もすぐ吹っ飛んだ。
何故かというと…。
｢私の施設にいる子にはみな特別な力があるんだ。その子に頼んで君をテレポーテーションさせるんだよ。｣
そしてこのことを受け入れた龍一狼は、その特別な力をもった子供にあわせてもらった。
その子はなんと、女の子だった。
つづく
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