これは本当の話である 今から10年くらい前、埼玉県の所沢市にライオンズという暴走族がいた。ライオンズの日課は夜の12時ごろに山奥のトンネルをバイクで越え山梨にある湖で集会をひらくことだ。
その日もライオンズが集まりバイクで山梨の湖まで行くことにした。2時間以上走ってトンネルを通りかかった所で一番前で走っていたその族の頭である達也とその彼女である由紀が急に変なことを言い出した。「おい!!あれ、なんだ!??」もちろん他の人には見えない。和也平気か??メンバーの誰かがその言葉を言ったがもう和也にはは聞こえていない。和也はその何かを避けようとして、頭を地面にたたき付けた。二人は即死だった。次の日二人の葬式が開かれた。葬式は何事もなく無事に終わり、その夜ライオンズが集まりみんなで語りあった。そこは所沢の市内から外れた山道で人があまり通らない場所で行われた。道に面してる部分が全て窓で出来ている畳の集会場だ。酒を飲みかわし「なんで死んだんだろうな。」「いいやつだったよな」というような話をしていた。そうしている内にまた一人、また一人とメンバーが寝ていきとうとう二時頃には起きている人が一人になってしまった。その一人(良介)もそろそろ寝ようとした時だ。急に窓の方からドンドンドンドンと今にも窓が割れるんじゃないかという音がした。その人が窓を見ると顔がグチャグチャで手と足が片方ない男の人と女の人がいる。顔はわからなかったが感覚的に達也と由紀だということがわかった。達也が聞き取れないような声で「誰だ…」と言ってきた。
良介は訳のわからないまま「ライオンズ!!」と言った。達也は「そうか…がんばれよ……」といって去って行った。
その後で良介は他のメンバーに達也と由紀が来たと言おうとしたが11人全員死んんでいた。
話はここまでだがこの話に余談がある。次の日その話がニュースで報道された。内容は原因不明の心臓麻痺11人。良介は夜あったことをすべて言ったが信用されなかったらしい。その夜そのニュースキャスターや警察官など話を聞いた全員が原因不明の心臓麻痺で死に、良介も自殺していたという。たちまちこの話は放送禁止になり封印された。今思うと内容を全て放送していたら日本は大パニックになっていたと思う。そしてこの話を聞いた人は深夜二時に達也と由紀が来て「誰だ…」と聞かれるからライオンズと答えなくちゃいけない。もし答えなかったら…