―同日、午前9時。
学校付近の路地裏―。
うずくまっているいかつい男達の周りで、もっといかつい不良軍団が煙草を吸っていた。
うずくまっている男達は血だらけで、身体中には出来立ての無数の痣があった。
囲んでいる男達のリーダーらしき人がにやつきながら口を開いた。
?「俺らを呼び出してボコろうなんて10年早えぇんだよ!・・・先輩♪」
先輩「うるせぇよ!! テメェらなんかみっちゃんが来たら、一発であの世行きだぞ!!」
?「・・・みっちゃん? おめぇらのグループの頭か?
まぁ 手下がこんな奴らじゃ、たかが知れてるけどなっ!!(笑)」
周りの奴らがドッと湧く。
?「今度来るトキはそのみっちゃんって奴連れて来いや。」
?「おい みんな!! 今日俺学校サボるわ!! お前ら、どうする!?」
不良A「・・・ついてくぜ!!」
他も頷く。
?「じゃ、取り敢えずゲーセンでも行くか!」
そう言い残しどこかえ消えて行った。
―30分後、路地裏には数本の煙草と固まり始めた血が点々と残されているだけだった。