仔犬とワルツ

負傷兵  2008-11-03投稿
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ペンが走る音
朗々と響く声
真剣そのものの目

そして…
「高槻!ぼーっとしてんじゃねぇ!!!」
愛しい人の怒鳴り声…

こんにちは!私は高槻 夕映。中2で近所の個人塾に通ってます!
そして今の声の主は岩瀬
達也中3。この塾の先生の息子さんで私の好きな人!
ちなみに…
「ごめんごめん!
ポチくんが一生懸命な顔がおもしろくて♪」
後輩(私)にポチ呼ばわりされてます!(笑)
何かプードルっぽいんだよねー。
くりっとした目とかなんとなく可愛い…向こうのほうが20cm以上身長高いけど…     私がこの塾に入ったのは1年前。成績は良いほうだったけど、みんな行ってるし…みたいな感じでのんびりしていることで有名なここに入塾。
年齢関係ナシのこの教室でいろんな人と仲良くなる中で、とある相談をきっかけに彼と話すようになり、少しずつ好きに…。
そして今に至る…
      授業終了後 日課(?)のジュースを買いながらお母さんのお迎え待ち中…   この約15分間が私とポチくんが一番のんびりできる時間。「…お前そんなぼーっとしてて大丈夫? 期末3日前なのに…親父、かなり心配してるんですけど…」
いつものように私がコーラで、ポチくんがポカリを買う。    「大丈夫、大丈夫!私こう見えても全教科85点以下とったたことないし!」
「ある意味スゲーな。そんなチビなのに。」
おもいっきり私を見下してふっと笑う。「チビ関係ないし!」
…ポチくんは知らない。私が家で毎日夜3時まで頑張っていることを…(笑)
私、結構努力家ですから〜!
「そう言えばさ…。高槻」
「ん?」
「お前あのことだけどさ。」
「うん…。」
「いい加減別れたら?」
あのこととは…?




つづく!





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