「あっ…あのっ
毎週ココ来てますよね…?読書、好きなんですか?」
「ん?
好きっちゃあ好きだけど…」
「……だけど?」
「まぁ…暇つぶしかな」
『なんだソレ!?』
思わず心の中でズッこける。
「お前は?
読書好きなの?」
「は、はい!!
……あのぉ、名前教えてもらってもいいですか?」
「オレ?
神崎昴(スバル)。」
「昴さんってゆうんですか?
響きがよくて、ステキな名前ですね!」
「ありがと。お前は?」
「すっ杉野羅夢っていいます!」
声が裏返る。
「…ははっ!
おもしれーなお前!
声裏返ってんじゃねーよ!」
「うっ…うるさいなっ!」
2人の笑い声が響く。
『昴さんかぁ…
いい人そうで良かった!
ますますホレた!(笑)』