会う回数を増やす度に燃え上がる想い
君を抱き締めて眠るのがたまらなく嬉しい
この腕から君が離れるとまた抱き締めたくなる
君の肌に触れるものが
君の髪に触れるものが僕だけであったなら
君の声を耳元でずっと聴いていられたなら
段々と沸き上がる独占欲
次々に込み上げる欲望
君を誰にも渡したくない
君を目の前にして触れれば心底そう思う
しばらくは会えなくなる
家庭の事情
『我慢して待ってて、また必ず会う時間を作るから』と君の髪を撫でながら言う
ただ黙って小さく頷く
口元は笑っているのに何処となく寂しそうな目
別れ際『連絡出来る時はこっちからするから我慢してお前からはしたら駄目だよ』
傷付けないように優しく言った
君は俯いたまま『心配しなくても私からはしません』
そう言って車から降りた
いつまでも愛していて欲しい
君と繋がる時間が僕にとっては宝物だから
何日間かは連絡も出来ないけどちゃんと君を想っているから
君にメールが出来る朝が待ち遠しい
君から見れば幸せな家庭が僕にはあるのに
それでもやっぱり君は手放せない
悲しみを堪えて帰って行く君の後ろ姿が健気に映って胸が苦しい