俺は高校を中退した。
酒、タバコ、バイク…
そしてドラッグ…
ワルがやりそうな事は
すべてやったかな…
殺人以外は…
特別、社会に対して不満
もないし、希望もないけどまあ一日一日それなりに
生きれたら、それでいい
親、兄弟、親類だれも
俺の存在が邪魔な事ぐらいバカな俺でもよくわかる。
そんな生活を続けていた
ある日、いつものように
深夜のバイトを終えて
家に着いた。
朝から鼻の奥が痛むんで必殺の風邪か
と思い、この四畳半の部屋で仲間から貰った布団に
くるまりながら寝た…。
なかなか眠れず、ぼんやりと天井を見つめて、俺は
どの段階で人としての道を外したのか?考えていた。
その時だ!天井から一万円札がヒラヒラと落ちてきたしかも、一枚ではない、二枚…三枚と降ってきた。