恋愛施設『ペアカード』3

神様の親戚  2008-11-06投稿
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一成「誠!!他の男部屋はどこだ!?」

誠「304室と305室だけど…そんなに焦ってどうしたの!?」

冗談じゃない…

俺の予感が的中しちゃったら…


一成「と、とにかくお前は304号室見てきてくれ!俺は305号室見てくるから!!」


誠「わ、わかった!」





5分後…



誠「行ってきたけど…気まずかったよ…」


一成「何人いた?」

誠「ここと一緒。3人だったよ。」

一成「本当か?」

誠「うん…。でもだから何なの??」

一成「305号室は…4人いた…全員合わせて10人だ…。」

誠「え?男は一人カップルになって帰ったから9人のはずじゃ??」


一成「…いいか。よく聞け。
ここからは俺の予想だ。黒と赤のカード…あれはもしかすると色も希望すれば選べるのかも知れない…。」


誠「え?男が黒で女が赤じゃないの?」


一成「きっと女で一人、
『黒の8』を持って行った…。そしてたまたま同じ部屋に同じ数字の
『赤の8』がいて、カップルになった…。」

誠「て、て、って事は…」

一成「その通り。Lの世界にようこそ。」


誠「待てよ!って事は
男10人に女8人って事?二人はカップルになれないって事じゃないか!!」


一成「馬鹿野郎!!」




バシッ!!




誠「いってー!!何するんだよ!!??」

一成「…そんなに教えて欲しいか?」

誠「は?」






一成「…パンチだ。」


誠「ふざけんな!!」

一成「ふざけてねぇ!!甘いんだよ!お前は!!」

誠「え…?」


一成「いいか?二人余るという事は確かに辛い…だが女で一人黒のカードを持っていった事を忘れんな!!」


誠「は!ってことは赤が一枚余る…。」


一成「そうだ!!しかし!最後にカードを貰いに行ったのは俺…。そして俺は黒…。」


誠「…まさか誰か男で赤のカードをリクエストしたって事か?」


一成「そうだ…。男にも一人…

生まれ持った
デンジャラスな奴がいるんだ…。」

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残り30日…

カップルにならない限り

帰れない…。



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