一成「誠!!他の男部屋はどこだ!?」
誠「304室と305室だけど…そんなに焦ってどうしたの!?」
冗談じゃない…
俺の予感が的中しちゃったら…
一成「と、とにかくお前は304号室見てきてくれ!俺は305号室見てくるから!!」
誠「わ、わかった!」
5分後…
誠「行ってきたけど…気まずかったよ…」
一成「何人いた?」
誠「ここと一緒。3人だったよ。」
一成「本当か?」
誠「うん…。でもだから何なの??」
一成「305号室は…4人いた…全員合わせて10人だ…。」
誠「え?男は一人カップルになって帰ったから9人のはずじゃ??」
一成「…いいか。よく聞け。
ここからは俺の予想だ。黒と赤のカード…あれはもしかすると色も希望すれば選べるのかも知れない…。」
誠「え?男が黒で女が赤じゃないの?」
一成「きっと女で一人、
『黒の8』を持って行った…。そしてたまたま同じ部屋に同じ数字の
『赤の8』がいて、カップルになった…。」
誠「て、て、って事は…」
一成「その通り。Lの世界にようこそ。」
誠「待てよ!って事は
男10人に女8人って事?二人はカップルになれないって事じゃないか!!」
一成「馬鹿野郎!!」
バシッ!!
誠「いってー!!何するんだよ!!??」
一成「…そんなに教えて欲しいか?」
誠「は?」
一成「…パンチだ。」
誠「ふざけんな!!」
一成「ふざけてねぇ!!甘いんだよ!お前は!!」
誠「え…?」
一成「いいか?二人余るという事は確かに辛い…だが女で一人黒のカードを持っていった事を忘れんな!!」
誠「は!ってことは赤が一枚余る…。」
一成「そうだ!!しかし!最後にカードを貰いに行ったのは俺…。そして俺は黒…。」
誠「…まさか誰か男で赤のカードをリクエストしたって事か?」
一成「そうだ…。男にも一人…
生まれ持った
デンジャラスな奴がいるんだ…。」
===========
残り30日…
カップルにならない限り
帰れない…。