その瞬間、ゆうすけは大笑いしてお腹を抱えた。
『久美子ちゃん、可愛いなあ…ほんまに。』
話の流れでそう言われ改めて緊張した。
こんな整った顔立ちの男前に可愛いなんて言われたら…ドギマギする。
舞い上がる気持ちをグッと堪えてあえて普通の顔をした。
『俺、明日の朝も一回波乗りしてから京都帰るわ。』
ゆうすけはテトラポットを先に降りて私に両手を差し伸べた。
『いや大丈夫、1人で降りれまする…あっ間違った!』
ドギマギがピークに達している私。
その時ゆうすけは私を下から抱きしめた。
心臓が止まるかと思った。
鼓動が早くなって、息が詰まりそう。