確かに私より年上で大人の魅力満載って感じだけど。
シン『いずみちゃんに何かあったら俺はアラタに殺されるよ。
今のあいつならやり兼ねないね!
監視してるみたいで申し訳ないんだけど発信機は肌身離さず持ってて欲しいんだ。』
いずみ『わかりました。迷惑かけてごめんなさい。
私が独りで出かけなければこんな事にならなかったのに…。』
車はマンションの駐車場へ入った。
私たちは部屋へ入って江口さんが来るのを待った。
とりあえず、シンさんに今日の件はアラタには内緒だと固く約束させられた。
シンさんは江口さんが来たと同時に慌ててスタジオへ戻って行った。
江口『こーゆー事件今回で何回目になるかな?
いずみちゃんは怖くないの?命を狙われてる可能性だってあるんだよ!』
いずみ『怖いけど………。アラタがいるから大丈夫!』
江口『命懸けってことか。根性あるってゆーか、いずみちゃんは強いな!
普通なら逃げ出すんじゃない?
命は惜しいもんね。』
いずみ『私、今まで誰かをこんなに好きになった事はなくて…この恋に人生をかけたいって思う。
最後の恋にしたい。』
江口『ぷっ。アラタと同じ事言ってるよ!
あいつはいずみちゃんと初めて会った時から、近い将来この子と必ず結婚するってビビビッときたってさ。』
初めて聞いた………アラタ、江口さんとそんな会話してたんだ。
すごい嬉しい。
江口『ただ、一山越えるのはかなり厳しいよ!
一山どころじゃないかも知れないしね。』
その言葉通り簡単な事ではなく、更に戦いは加速して行くことをこの時の私とアラタは知らずにいた。
続く…。 12話完結。