マテリア〜異世界へ導く者〜

カク  2006-06-17投稿
閲覧数[410] 良い投票[0] 悪い投票[0]

暗い部屋・・・・一人の男が立っている。部屋の床には魔法陣がある。
男の腕には腕輪がある。男は腕輪のある方の手を前に出し
「マテリア発動!」
腕輪が光りだし、目の前に巨大な扉が現れる。
男は扉を見あげる。部屋の奥から足音が聞こえる。
「テレポート・ゲート・・・・・・・・これで二度目ですね・・・・」
白銀の長髪で眼鏡をかけた優しそうな男が現れた。腕輪の男は白銀の男を見て
「あぁ、以前に呼んだあの男、和喜の行方がわからない以上新たな異世界の住人に頼るしかない。」
静かに言う。白銀の男は俯き、眼鏡をクィっと上げ
「そうですね。けど私達の問題に異世界の住人を巻き込むのは・・・・」
「わかっている!だが、俺達だけでは「主」に対抗できん!」
白銀の男の言葉に対して腕輪の男は強めに言い放つ。腕輪の男は巨大な門に向き直し
「門を開くぞ。魔法陣の上でもこれはキツいからな。」
そう言うと腕輪の男の手が光る。白銀の男はそれを見ながら
「わかりました。新たな異世界の住人よ・・・・お願いします。私達の力に・・・・」
門に向かって祈りながら呟く。
門がゆっくり開きはじめる。門の中が光りを放っている。腕輪の男は光りを見ながら
「来い!異世界の住人!」
そう言い叫ぶ。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 カク 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ