隼人達は一通り会話し終えると、
「さてと、もう帰らないか?」
隼人がそう言うと、紗希、李和は時計を見て
「ほんとだ!もうこんな時間かぁ」
「もうこんな時間!?時間が経つのは早いね」
と言い、三人とも帰りの準備をしてはじめていると教室が急に暗くなり門が現れる
「なんだ!?」
隼人が驚きながら言い、李和は後ずさり、紗希は隼人の後ろに隠れる。
「岸本隼人・・・・香山李和・・・・小野紗希・・・・コノ三人ヲコチラノ世界ニ・・・・」
門が中を光らせながら開き始める。
「嘘だろ!?」
隼人も後ずさるが門が開き終え部屋中が光りで包まれる。
「う・・・・」
隼人はゆっくり目を開けると天井が目に映った。体を起こすと、周囲を見渡す。隼人がいるのはどこかの部屋らしい。隼人はベッドから降り、窓に歩み寄る。突然部屋のドアが開き、メイド服を着た女が入って来て、隼人を確認すると、
「ディオン様!」
そう言いながら走っていった。隼人はそれを見ながら、
「ここは秋葉原か」
と言いながら立っていると、廊下から走ってくる足音が聞こえ、隼人がいる部屋に先程のメイドと白銀の男が入ってくる。