最初で最後の恋

ミサキ  2008-11-08投稿
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イマドキ女子高生。
相川沙織(16)

「お父さん。お母さん。今日も頑張りますっ♪」
ガチャッ
「行ってきます!!」

両親が亡くなってから
もうすぐ1年が経つ。
あたしは1人。

おばあちゃんは遠いから会えないし。

「今日のスケジュールは…」
歩きながら、バックの中からスティッチの手帳を開く。
今日もスケジュールはぎっしり。
放課後のバイトは…3こもある。

プルルッ♪
「メールだぁ!」
受信メール:美嘉
―――――――\r
沙織!おはよう?
今日、空いてる?
―――――――\r
「バイトは休めないしな…」
―――――――\r
おはよう?美嘉?
ごめん?今日もバイト
入ってるから無理?
―――――――\r
|送信|

プルルッ♪

早っ!!( ̄□ ̄;)

受信メール:美嘉
―――――――\r
そっかあ?
じゃあいいや?
―――――――\r

―――――――\r
ごめんね?
今度埋め合わせ
するからっ?
―――――――\r
|送信|

受信メール:美嘉
―――――――\r
大丈夫だょ?
校門のトコで
待ってるからね?
―――――――\r

「家賃…安いトコ探さなきゃな。厳しいもん…」
はぁ…。
早く就職したいよ。
でも保育士になるためには専門学校受からなきゃな…。
そのためには頑張って勉強しなくちゃ…。

お父さん。お母さん。
沙織は大丈夫だょ。
心配性なんだから…。

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