取りあえず俺は
この金を一万円だけ
使ってみる事にした。
「さて、何買うか?」
思いついたのは
いつも、眠そうな顔した
学生かフリーターか知らんが働いてる。
あのコンビニでパックのお茶と弁当を買う事にした。いつもの感じで手に取り
レジに向かった。
ドキドキした心臓の音が
だれかに聞こえはしないか…。
店員に一万円札を渡した。特別、何もなく普段通りに買えた!「よし!」心で
呟いた…。
店員を背にドアへ向かうと「お客さん!すみません!」「えっ!!バレた!」
焦った俺は振り返って
しまった…。
「温めているお弁当がありますよ〜」と店員は微笑んだ…。「あっ…」
少し早足で店を出た…。
「買えた!買えた!買えたぞ…。」人に言いたいが言えない話…。久しぶりにニンマリした…。
そして、いつもの道を
歩いていたら
道路を挟んだ向こう側に中学ん時、好きだった愛美が歩いていた…。