李和は暗い部屋に一人いた。李和はこちらの世界に来た時反作用で記憶を失っていた。
李和が部屋の外を見ていると、ドアが開き男が入ってきた。
｢李和、どうした？｣
李和は声の主を見る。言葉の話し方も忘れていた。李和は首を横に振り｢何もない｣と示した。
男は李和の行動を見て、
｢そうか････李和、｢主｣が呼んでいるぞ｣
男は部屋の外を指差し言う。李和は頷き、部屋から出て｢主｣の部屋へと向かう。
李和は｢主｣の部屋の前で立ち止まり、二度ノックをして部屋に入る。李和が部屋に入って来た事に気付いた｢主｣は
｢やぁ、李和☆｣
微笑みながら李和を向かえ入れた。李和は頭を下げ｢失礼します｣と示し、｢主｣の前に行き、片膝を床につけ頭を下げる。
｢李和、顔を上げてください☆｣
｢主｣は笑いながら李和に言う。李和は｢主｣に言われ頭を上げる。
｢今回あなたには、この街を落としていただきます。｣
｢主｣は突然目の前に地図を出し、街を指差す。街の名はエスタル。李和は頷くと立ち上がり部屋から出ていく。｢主｣はそれを見て
｢李和君☆期待してますよ★｣
冷たく笑いながら言う。
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