会社を起こして、2年くらい過ぎ…
…普通に、シアワセに、過ごしていた。
会社もどうにかなっていたし、私生活もうまくいっていた。
でも、そんな時って絶対何かが起きる。
久しぶりに家に帰った。
何と無く会いたくなっていたし、一人で暮らしている母だから、僕を育ててくれた母だから…。
一緒に食事をした。もう一年以上もしていなかったから、母親はずぅ〜と笑顔だった。
寂しくさせていたんだと…思った。
食事を終えて、しばらく寛いでいた。普通にテレビを見たり…。
今でも信じられないけど、急に母が…頭が痛いと言って倒れた。
結局は、脳内出血だったけど、慌てた僕はすぐ近くに病院があったから、おんぶして駆け込んだ。
久しぶりに会って…。
それから一時間以上過ぎて、この病院では手当てが出来ないと言われて別の病院に救急車で運ばれた。
手術をした。
…医師から、二週間くらい…と 言われた。
信じられなかった。
だって、久しぶりに会って、さっきまで…。
医師が言っていたように、10日後に亡くなった。
僕の為に一生懸命働いて、まだ56歳の若さで亡くなるなんて。
それに、まだ僕は家族も作ってないし、孫の顔も見せてない。
…ありえない!
こんな仕打をするんだ。
神様がいるとしたら、どうしてこんな不公平な事をするんだって…思った。
でも、それが最悪な時間じぁなかった。
まだ、続いていたんだ。