新しい春がさわやかな声とともに始まった…。
「秋〜受験どうだった?」
「僕は合格でしたよ、柊君はどうでしたか?」
「俺も合格だよ、高校も宜しくな。」
「どこかに食事しに行きませんか、説明までにまだまだ時間が有りますし。」
「そうだな、近くにファミレスでもあったろ…そこ行こうか?」
「そうですね。」
二人で、ずっと会話を楽しんでいた…入試で二人とも忙しすぎて二人ともどこかゆっくりしていた。
「…あの…時間が、そろそろやばいんじゃないんですか…。」
「あっ…本当にやばいな、急いで行こうぜ!そうしたら多分間に合うだろ?」
「そうですね、猛ダッシュで行きましょうか?」
私達は入試で鈍っていた体にはちょうどいい運動だった…。
「はぁはぁ、本当にギリギリ間に合いましたね。」
「適当に席に着いて良いんだろ?」
「あぁ、多分そうですね、けど一応同じ中学校の人探しませんか?」
「そうだな、けど多いから後ろ居ようぜ」
「そうですね。」
校長先生が喋っている間に私はずっとぼーっとしていた。
「あーっ、終わった終わった♪これから遊ぼうぜ、秋。」
「あの、柊君宿題は?」
「後後、宿題なんか後で出来るだろ?」
これから、私達は楽しそうな高校生活が始まった…。