貴方も良く見掛けるベビーカーを押して行く母親―\r
その赤ちゃんを良く見て下さい。
一見普通の赤ちゃんに見えますが、
本当にそうでしょうか?
もし、その赤ちゃんが《造られて》いたとしたら?
それも、全く同じ人間として―\r
その赤ちゃんは泣きます。
眠ります。
うんちもします。
ただ、一つだけ私達と違う点があります―\r
それは 成長しないと言うこと―\r
遺伝子操作によって永遠に可愛がられるためだけに造られた赤ちゃん。
もう、そんなのが現実に居るのかも知れません。
ですが―\r
話はそれでおわりではないのです。
もしもペットが飽きられたら?
その赤ちゃんも、ただのペットに過ぎなかったとしたら?
そうです。
要らなくなった飼い主によって容赦なく棄てられる!
その手間を省くため、ミルクにとあるありふれた食べ物を混ぜて与えると―\r
泣く暇も与えられずに赤ちゃんはすぐに蒸発するように《造られて》いたとしたら?
ただ可愛がられるためだけに産み出された愛玩人間
そして、飽きられたら蒸発処分される愛玩人間。
そんなのがもう居るのかも知れません。
街で母親がベビーカーを見掛けたら、良く目を凝らして見て下さい。
あなたの近くにも居るかも知れません。
あるいは あ・な・た・が