辰巳に夏美とのｺﾄを聞けずに何度も体を重ねていた。辰巳のｺﾄは好きなはずなのになぜか辰巳を汚らわしいもののような目で見てしまう。夏美とも同じように体を重ねるのだろうと思えば思うほど汚いものだと感じてしまう。そんな日が続いたある日夏美はあたしに｢優菜あたしの家に泊りにこない？あたし話あるんだよ。｣聞きたいような聞きたくないような。でもあの家には辰巳の汗がしみ込んでるんじゃないだろうかとか嫌なｺﾄばかり考えてしまう。それでも夏美の誘いを断るｺﾄがなぜかできず行くｺﾄになった。夏美の部屋のはずなのに辰巳がいつも付けているｺﾛﾝの香がした。そんなあたしに気付いた夏美は｢いい香でしょ！｣満面の笑みは悪魔の笑顔に見えた。｢ベッドに座ってて｣夏美の声にあたしは頷く。夏美はキッチンへお茶などをとりに行った。これから始まる修羅場に向けての準備なのかもしれない。。
[408] 
[0] 
[0]
