自分は何の可能性も無い、努力なんてしたって報われはしないとか自分に対して諦めな気持ちが生まれるのは誰にでも一度は経験があるのかもしれない。
しかし、自分の為だけでは無く、そのわずかな希望を自分の守りたいものの為に「死にもの狂い」という愛と試練というものに変換してみてはどうだろうか？
そうすると、人とは不思議なもので苦しい事や辛いのは全部自分が受けきり、大切なものを自分の力で守りたいという気持ちが溢れるだろう。
それが、その「大切なもの」への自分の愛の姿なのだろう、死にもの狂いでの試練の中でふと（自分はなぜこんなに頑張ってるのか？自分にもこれだけ努力する力があったのか？）という気持ちが芽生えるだろう。
そして、思いが巡りに巡り、自分の為ではないという事に気付き、では何の為に？と疑問が生まれ、その疑問は時が過ぎるにつれ、大切なものの為という答えに辿り着く。 その時、自分は守りたいものの為にこんなに頑張れた、守りたいものが無ければここまでの行動はできなかったと分かるだろう。
このように、愛にはやはり、無限の可能性があるのだろう。自分に可能性が無いと歎いたとしても愛というものを持っていれば、その愛から可能性をもらえばいいのである。その愛により、「死にもの狂い」という頑張りは裏切る事無く何らかの形として自分に現れ、自分に可能性が無いと諦めるより、何ができ、そして自分は何がしたいのかという目標を見つけるのが大切だと分かるだろう。
愛には、これだという決まった形は無いのである。恋人、家族、友人等それぞれ形は違えどその人にしてみれば誰にも負けないのである。
人間にはそれぞれ違うものを持っているという個性が魅力なのである。それぞれの守りたいもの、愛の為に自分がどこまで成長できるのかという事に生涯をかけて挑戦していけば、いつか自分にとってのゴールにたどりつき、自分には何の可能性も無いなどと歎いていた頃に胸を張って向き合う力がついているだろう。
愛とは無限の可能性を与えてくれはするが、その愛により弱くなってしまう事もあるが、その弱くなる部分もまた必要なのである。
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