ルークのショックは相当、大きかった。
動揺するルークと違って、落ち着いているマルスが質問する。
「キャサリン以外にも、人形に襲われた仲間がいるんだって？」
「友人の、ジミーが殺されました」
「あのジミー・コールドか？」
「そうです」
「娘の友人の１だったな。イイ男だったのに、残念だ」
「あと、フレデリカ・アンドリューと言うコも犠牲になっています」
「そのコも、殺されたのかい？」
「ハイ」
「そうっか。じゃあ、殺されずに済んだワケだね」
「…」
何も言えないルーク。
確かに、マルスの言う通りだけど…。
────────
面会を済ませたシェリーとジョージ…
外来の待合室でルークと語り合った。
「様子は、どう？」
ルークの質問にシェリーは答える。
「意識の方はかなり、ハッキリしていたみたいね。でも…」
「でも…、何だい？」
シェリーは暗い表情で
「モニターで見たでしょう？ あのコの表情と体つき」
「ああ見たよ。まるで…、ミイラかゾンビみたいな姿だ」
「病室入って、あのコを見た時…自分の目を疑ったわね。このコ…
キャサリンなの？
…ってね」
「
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