1つになりたい…
「白井…。」
佐藤が私を押し倒す…
とろけそうなくらい気持ちいい…キス
「ん、はぁ…佐藤…」
佐藤がパジャマの中に手を入れる。
「さ、佐藤。」
ホントに?嫌だドキドキする。
ふと、佐藤の手が止まる。
「ご、ごめんっ」
手を抜き、パジャマを元に戻す…。
「佐藤?」
「俺、帰るから…さ。白井、風邪ひいてるのに悪化するし…」
佐藤は私の頭をポンポンと叩き。
「じゃ、明日。
無理するなよ。」
え?なんで帰るの?
「あ、佐藤!!」
「おやすみー。」
そう言って佐藤は帰って行った…。
なに、これ…
やっぱり愛さんじゃないと抱いたり出来ないんだ…
愛してる人しか、抱けないんだね。
愛されたい…
「さ、とう…」
好き…
どうしたら好きになって貰えるの?
私は顔を覆い泣き崩れた…
佐藤は足早に家路を急いでいた。
「やばいな、いつまで理性が持つかわからない…」
佐藤はもう自分の気持ちに気付いていた。
愛さんに彼氏の事聞いた時もさほどショックではなかった。
白井がいたから…
いつのまにか愛さんへの思いは憧れ…
白井への気持ちは愛に変わっていた。
抱きたかった…
でも、愛さんの事も中途半端、白井にも気持ちを伝えてないのに、抱けない…
朝。
熱はだいぶ下がった。
でも、今日も休む。
こんなに目が腫れてるの見られたくない。
ブルルっ!!
携帯が鳴った…
華菜からだ。
「はい、華菜?」
「真紀ぃ、大丈夫?」
「うん、もう熱は下がったんだけど…
念の為。今日も休むよ…」
「そっか…
で…どうだった?」
「は?何が?」
「やだなぁ〜、佐藤君だよ、私、気きいてない?
熱あるんだから激しい運動とかしちゃダメだよ〜(笑)
…で、やっぱり、しちゃった?」
「……」
ブチっ。
電話を切った…
「さてと、もう少し寝よ。」
私は何事もなかったように寝ようとした。
その時、また華菜から電話が掛ってきた。
「ご、ごめんなさ〜い。嫌いにならないで。」
「(笑)まったく、嫌いにならないよ。ありがとね、佐藤と話せて良かったし…」
それからしばらく話をして電話を切った。
はぁ。佐藤どうするんだろう
まさかこのまま付き合ったりしないよね。
ピンポーン。
あ、誰だろ。
「は〜い」
ガチャ。
「こんにちはっ」
「あ、愛さん…」
「お見舞い来たの
上がっていいかな?」