Determination 3

ハル  2008-11-14投稿
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毎日が輝いて見えた。
好きな人がいるってだけで、楽しくて幸せだった。
今の俺にはあの頃を思い出すしかできない。


結衣と音楽室で話すことが増えた。待ち合わせしてるわけでもなく、なんとなく二人とも足が向く。
それを知った、結衣の彼氏の小林悠が俺のクラスに来た。殴られる覚悟してた。けど、小林は殴るどころか、ガムをくちゃくちゃかみながら、
「来週のマラソン大会で勝負だからな!」
そう言ってでていった。
全学年、一斉のマラソン。男は5キロ走る。
小林はなぜマラソン勝負?よくわからんままマラソン当日をむかえた。
「遥斗、マラソンで結衣ちん賭けるってマジ?」
「なんだよ、それ?」
「3年で噂だぜ!」
「小林が勝手に言ってることだから関係ねぇ‥けど走るよ、ぜってぇ負けねぇ」

スタートして、ずっと飛ばして走る。半分を過ぎた地点で、先頭集団に入った。小林も富田もいる。
小林は余裕あるのか俺に気付くとニヤついた。ラスト、グランド1周ってとこで小林に差をつけられ、俺は2位。座り込んでると、小林が来た。
「お前やるじゃん!」
そう言うとタオルを投げた。それから小林と仲良くなっていった。



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