パチンッ☆
『できた!このチャーム、どこに付けようかな?』
『あ…浅倉、それ俺があげたビーズ?』
『うん!チャームにしたよ♪ありがとね美濃部くん!』
『うん…別に』
『美濃部くん!今日の放課後一緒にビーズ屋さん寄ってくれない!?』
『は!?なんで俺が!!』
『いいじゃん!!どーせヒマでしょ??』
『…まぁ、ね……』
『じゃあ決まり♪』
『はいはい…』
*放課後*
『ここだよ!!超かわいくない!?このお店!!』
『《ビーズ専門店 フェアリーローズ》…ふーん…ま、嫌いじゃない』
『まーったく…美濃部くんは本当に素直じゃないんだねぇ〜(笑』
『うっせーよ///』
…カシャンッ√コンッコロコロコロコロ…
『え…ッ』
『どうした?』
『さっき作ったチャームが取れちゃったみたい…美濃部くんにもらったキラキラのやつがなくなっちゃった…』
『しょーがねえな、探すか』
『…ありがとう美濃部くん』
『おう…てかこれ何だ?』
『ビン…?かわいい♪フタがハートになってるよ!』
『こんな小さなビン、床に置いといていいのかよ。てかここの店の人は?』
『あれ?そういえばいないね…』
『いないのに開店してるのおかしいだろ』
その時だった
パァァァァァァア…!
『えっ…な…眩しいっ…』
『なんだよこれっ…何が光ってるんだよ…』
店の奥で
何かが光っている。
『あれ、お前が探してたビーズじゃねぇの?』
『眩しくて直視できないんですけど…』
ポンッ!
『ぎゃあっ!』
『うわーっ!』
2人の声が重なる。
「ビンを見つけてくれて…ありがとうッ」
え?
何これ
………妖精?
「僕は全ての始まりの妖精、スタート。よろしくね!」
スタートと名乗る体長5センチくらいの妖精は、ふよふよ飛び回り始めた。
つづく