プロローグ
この世には人には計り知れないような力がある・・・
そう・・・例えば「精霊」「魔法」「召喚」「神」「魔王」そして・・・
人間それぞれの「可能性」・・・
どれもこれも人間にとって計り知れないものである・・・
ある日の事だった・・・
たくさんの人間の憎しみや怒り、そして欲望が集まり「憎悪の核」ができた
その「核」から、邪悪なる者は生まれた・・・
その光景を見た、一人の吟遊詩人は恐ろしくもその感じたまま歌を歌った・・・
---その日 地獄の化身は生まれた 黒い邪光とともに
その姿は 邪悪なる者なのだろうか 疑うほど美しい
しかしその美しさには 邪悪な光が潜んでいる---
この歌を聞いた人々たちは、自分の中から生まれた邪心が
そのうち、人間を滅ぼしにくるのではないかと思ったものもいた・・・
人々は、神に祈りをささげ「救世主」の出現を祈った・・・
そしてこの詩人は、一人の「救世主・勇者」が現れることを考え
賢者とともに核に対抗するためのオーブを完成させた・・・
そのオーブは、天地を創造する
「炎」「雷」「風」「水」「地」「光」「闇」
がそれぞれ詩人と賢者によって作られた・・・
だが・・・
「闇」のオーブだけが消えてなくなった・・・
そう詩人達は、魔王にオーブを奪われてしまったのだった・・・
なすすべもなく詩人達は悔いながらも他のオーブを
奪われないように各地に封印した・・・