「うわっ!」 彼は勢いよく飛び起きた。 なにか悪い夢を見たのかさだかではないが、気分は最悪だった。 その証拠に、パジャマは汗でぐしょぐしょである。 「はぁ…」 彼はため息をつくと部屋のほうに目をやった。 ゴミのせいで狭い部屋がより一層狭く感じ、その光景にまたも深いため息をつく。 「…片付け…しないと」 ボサボサの髪の毛を掻きむしり、眠たそうな顔に気合いを入れる。 彼の名はゼノン・ペトロウ゛ナ。 この時18歳。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用