先生『ぶぁっはっは笑えるわ!でおまえはどっちなんだ』
ゆり『私はその子に謝りながら殺す・・・・・・そしてそんなファンを作ってしまった自分を恥じて、自分も・・・』 ゆり『どうですか?これで終わりですか??』
先生『終わりだよ!!まぁ本当は体力測定や演技力も見たかったが、今日は気分がいいわい!!』 審査員『では後日最終合否を通達いたします。』
私たちは大荒れの審査会場をあとにした・・・
智弘『あの、ゆりさん、さっきはありがとう』
『いいえ』
『ゆりさんは東京住まいなんですか?』
『いえっ田舎ですよ。最近は田舎デビュー流行ってますし』
和やかな空気がそこには流れてた・・・
『俺ってだめだなっ大事なときにかぁっとなってしまって』
『いいえ〜あれが正解ですよ。私が審査員なら、断然智弘サンですよ!あっ。さっきは智弘君とか言っちゃってスミマセン。年上さんですよね』
『ぼくは・・専門学校二年生、タレントになるためにバイトしながら勉強してるんです。今は19歳。もう少しで、十代も終わりだけど・・・あっゆりさんは?』
『私は高2の17歳です。』
『高校生かっ〜あっ。すぐ帰っちゃうんですか?』
『はいっ明日には。』
『じゃぁ!きょっ今日ご飯でもどうですか??一応ぼくは東京だし、何か食べたいものありますか?』
『じゃっ。。ラーメン!!!東京には美味しいラーメン屋さんがいっぱいあるって聞いてたけど、有りすぎて逆に迷っちゃうんですよ!』
『りょうかい!!任せてなっ』
楽しい時間ってこうも早く過ぎるもので、智弘サンは次の日の帰りの電車のホームも、付き合ってくれました・・・。
『気おつけてな。』
『うん。智弘サンも元気で。』
『また、また会える日があるかな・・・』
『私が合格して、智弘サンも合格なら、またすぐに。』
『だなっ!!お互いの合格祈ってる。また会える日を信じて。』
『うん。さようなら・・・』
別れは切ないもので、私は外の小さくなる智弘サンに手をふった・・・
『えっと137番っと、あっあった』 私の座るはずの137番・・・になぜか人が座っている・・・学生服を着ている。。『あのっ137番の席私の・・・』
ゾッとした・・・・・・私の学校の学生服だ・・・
『よう〜ゆり!!ファン殺しちゃダメじゃん〜』