恋の味?

ココア?  2008-11-17投稿
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恋をした……

苦く、切なく、甘く、時々酸っぱく……

恋は色んな味がある…

そんな恋をして1年…

それはそんなわたしの話し
――――――――――――「杏おはよー!」

「七海おはよー?」

わたしは杏。今年で中2なのです。
そんなわたしにはとっても好きなやつがいます……

それは……


「朝からウザ!!変態杏!」

「変態に変態って言われたくないし!!」

そう…こいつです……
やつの名は『大樹』

いっつもこんな感じ……

「朝から元気だね?杏ゎ」
「誰かさんのせいでね?」
なんでこんなのに惚れたのか?
あれは1年前…





―1年前―\r
「ハードルって楽しい!」
「杏ゎハードル好きだね…ウチ大っ嫌い!!」

「ねぇ杏。競争しねぇ?」
「え〜?大樹と?……いいよ!絶対勝ってやる!!!」

ピッ!!!

ヒャ〜!大樹速いよ!


…あれ?……


ザザザ…!!!


「いったぁい!!こけた…」

「キャッ!!めっちゃ血が出てるじゃん!杏、大丈夫?」

「平気だよ♪これくらい……」

「へ!弱っちぃの!ムリすんなよ…泣きそうな顔して…ほら!はやく拭け。これやるから…」

…え?ヤバいよ…優しくされると泣きたくなる……

「あ、ありがと…」

バカ!!なんであんなのに赤面するの!

あ……これが恋……

こんなに胸が苦しくてワクワクするなんて……ワクワクっていうかドキドキ…


――――――――――――

……昔はやさしかったのに
はぁ……

「…杏?杏!?」

「ひゃっ!!何?」

「どうしたの?ボーッとして?部活に集中できないなんて、めずらしぃ

「あ…ゴメン…ちょっと外走ってくるゎ★」

ダメだ…集中できない……大樹が頭から離れない!


キュッ キュッ

バッシュの音が聞こえる……
バスケか…大樹頑張ってるのかなぁ?

「大樹君。ちょっといい?」

「ん?何?」

…え?何?呼び出し?ってことゎ……告白ぅ!!
てかあの子…悠ちゃん?

「あたし…大樹君のコト……好き!」

…やっぱり…

「オレは…」

聞きたくない!!大樹のバカ!!


わたしは走った…
大樹の返事を聞く前に…
そのばから逃げたかった…


わたしは一人、誰も居ない教室で泣いた……



続く



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