egoism

himeko  2008-11-19投稿
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$思い出のあいつ$
ーーーーーーーーーーー

《もう!!放してよ》

バンッ…!!!

一瞬、周りの視点はスクランブル交差点中央に集中。

『わぁお!痛そぉ〜…』
「街中で派手にやるよね〜」
『私が男なら耐えられない!』
「確かに!」

さっき叩かれた男の人、可哀想(+_+)


でも羨ましいなぁ!あんなに思い切り気持ちぶつけられて…。


『あっ!』
「え…!?」

『美沙(みさ)、今羨ましいとか思ったでしょ!?』

「綾(あや)、な…なんでよ??」

『颯斗(はやと)思い出した?』
「うん…。」
『あいつと出会わなければ、あんたの間違った恋愛観、変わってただろうね!』
動揺している私をチラ見しながらケラケラ笑う綾。
綾には適わない。
なんでもお見通しなのだ。

「それ…よく言われる。」
私はそう返すのが精一杯だった。


『でもさ、颯斗って本当に変わった男だったね〜!』


さっきから話題の中心になってる男・颯斗。

こいつはマジ憎い男だ。
“恋は嘘のかたまり"

そんな言葉がお似合いの奴。


『美沙、な〜にブツブツ言ってんの?』
綾はカフェの扉を空けたまま私を待っていた。

「ごめんごめん。」
慌てて綾の後を入る。

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