ゆうすけに会う朝、ベッドでいると携帯が鳴った。
『もしもし、くー?』
電話は真紀からだった。
『もしかして、もう一人暮らししてる?』
『うん、今月から。』
真紀は久しぶりに一緒にご飯食べようと電話で言った。
『ごめん、今週忙しくて今度私から誘うよ。』
そう言うと『くー…彼氏できた?』と真紀が聞いた。
聞かれた瞬間、ちょっぴり嫌な気分になった。
『うん、居るよ。』
そう言うと真紀は言った。
『真紀も会いたいな、その人に。くーが好きになった人見てみたい。』