カオス オブ ディアボロス 〜精霊の星〜?

リョック  2005-11-12投稿
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サスケは服をすぐさま着て浜辺に船をつけた。
そこには、人が立っていた。
熱い日だというのに、黒い帽子とマントを着ている。
いや、暑い日だからなのかもしれない・・・
でも、サスケにはこの男の感覚が分からなかった。
周りは軽く火で炙られたような暑さである。
「さっきはありがとう。おかげで海に入らずにすんだよ。」
男が、小声でボソボソと言った。
「私はこの日がくるのを待っていました…ようやく見つけましたよ。」
サスケはよく聞き取れなかったのだが、意味を理解する事はできた。
「待っていた?誰を?」
男は聞こえなかったのか、聞こえないフリをしているのか、何も答えなかった。
そして男は、不意に
「私は「炎の使者」とでも呼んでもらいましょうか。」
不意にでた言葉だったので、サスケは心中焦った。
即座にサスケは言った。
「おっ、俺はサスケ。炎サスケだ。で、誰を待っていたんだ?」
男はしばらく考えてから、
「私は、炎の精霊の使者なのです。信じてもらえるかどうかは分かりませんが。
10年に一度のこの日は必ず勇敢で屈強な若者が
現れるのです。その若者が、あなたなのです。サスケといいましたね?
10年前、あなたは紅い色の綺麗な石を拾いませんでしたか?」
サスケは驚いたように、
「ああ!拾ったぞ!母さんが大事にしなさいって言ってた石だ。
あの石なら大事に今もとってあるけど?」
「なんと!やはりそうでしたか!それは良かった!!」
男は黒い帽子を取り感嘆の声をあげた。
「その石をもってまたここに来てもらえませんか?お願いします。
あなたを連れて行きたい所があるのです。」
サスケはだんだん興奮し、同時に好奇心も出てきた。
何が起こるかわからない、でもそれは逆にサスケの強い好奇心を強くさせた。
サスケは、荷物をほっぽりだして家へと駆けた・・・。



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