スラム

やいち  2008-11-20投稿
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中学の最後の大会。
俺の二つしかない得意技の一つをくらって負けた。地元じゃ有名で、この大会で全国にいけば推薦もくるはずだった…。
準決勝だった。結局、その時の相手は優勝して、全国ベスト4にまでなった。

推薦もこなくて勉強で高校にいった。幸い、頭は人並みよりはよかったから、地元じゃそこそこ有名な私学高校である本山高校に進学。

現在、高校二年の学生だ。高校になっても柔道は続けることにしたから、今もやってる。もちろん俺が負けたのも柔道の試合だ。

一応、念のため。
これは進学校を強くする俺たちの柔道の物語だ。

「キーンコーンカーンコーン………」

やっと授業が終わったか。いい加減、勉強かったるくなってきたな。

そんなことを考えながら廊下を歩き出していた。
「修二〜。部活行こうぜ〜」「悠かよ。」
これも忘れてたが、俺の名前は嘉谷修二(かたにしゅうじ)。そしてこいつは山下悠(やましたゆう)。またいつも通りの日々になるだろう。



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