君は
「涙ぐみながら…
嬉しい…ありがとう…」って
俺は天にかけ上がる想いだった!
人生最高!最大の幸福感を得た!
今まで気づかなかったけど周りの景色ってこんなにも鮮やかで綺麗だったっけ…その日から一段とやる気がみなぎった!
高校…大学…
社会人へ…。
念願の音楽で派手じゃなくていいから生活できれば…叶った!
プロポーズ!
君と出会って10年…。
10年目にして結婚!
君は…。
俺の支えとなってくれた!なんでもこい!すべて受け止めてやる!
人は変われる!
そうだ!変われるんだ!
不可能を可能に!
二人の子供達にも恵まれた…。
なぜ?君は愚痴を言わないんだろうか?
優しく微笑み返してくれるんだろうか?
俺に勇気をくれるんだろうか?
不思議でならない…。
何度も言いたい…。
でも、君の変化に俺は
気づいて上げれなかった…。
あの日、車で迎えに来てくれるという君の優しさに
甘えてしまった…。
あの大雨の日だ…。
久びさのコンサート…。
公会堂前…。
「体調が悪いから
コンサートはまた今度、見に行くね…。
でも、迎えなら短時間だから大丈夫…」
忘れられない日となった…。