38℃5ぶ。

とも  2008-11-22投稿
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夢を見た。
久しぶりの夢だ。 今日は、朝から熱が出て1日中、布団の中にいる。1日が凄い、長く感じる。何もしなくていいと思えばその時間は、とても贅沢な時間に変わるもんだ。

僕は、東京の高層ビル群の真ん中で一人ぽつんとしている。空を見上げた。 雲一つない青空に僕の心は踊り、口笛を吹いていたら、目の前を白いワンピースに白い麦わら帽子をかぶった女性が通った。
僕は、迷わずその魅力的な女性に声をかけた。正直、何を話したかは、覚えていない。ただその女性がにっこっとしたその笑顔が印象的だった。

草木が揺れてぶつかりあう音がする。ざぁーざぁーと。 ここは?ここは、公園らしい。見覚えのあるその場所に、どこか懐かしさを覚える。
僕は、そこのベンチに座っていた。そこで、ぼーっとしていたら。不思議な感覚が僕の肩に伝わった。
横を見るとさっきの魅力的な女性が僕の肩に寄りかかっているではないか! 目を閉じて、スースー 寝息をたてる、その女性に僕は、ドキドキしながらただ時間が過ぎるのを待っていた。
相変わらず、草木は、揺れている。春の陽気か。。。
また横を見る。
肌白いなぁ……。ほのかに香るその女性の匂いに気付く、少し甘い香り、でも全然、嫌じゃない。 しばらくして、彼女が目を覚ます。目と目があった瞬間、僕等は、キスをした。彼女の唇は、柔らかく、とても心地のいいものだった。 僕等は、何度もその行為を繰り返した。それからの記憶はまったくない。

気が付くと僕は、森の中にいた。 彼女を必死に探した。だけど彼女は、見つからなかった。 諦めかけたその時声だけが聞こえた。「 さよなら、ありがとう」
と僕は、その声のする方へ必死に走った。やっと彼女を遠くに見つけた時、彼女は、僕にこう言った。
「あなたは、こっちに来ないで」
と、それでも僕は、必死に追いかけるがだんだん、離されて行く。

彼女が見えなくなったところで僕は、夢から覚めた。僕の枕は、涙で濡れていた。もう一度会いたくて目を閉じたが、会えなかった。

彼女に伝えます。 「ありがとう」 と…。

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