涼と初めて会ったのは、
まだ残暑厳しい秋の初めでした。
私はその頃、何年も一緒に住んでいる彼女がいて、
それがこの先もずっと続くと、
当たり前のように思っていました。
でも。
いつの間にか、
説明が出来ない虚しさと
寂しさが自分の中に
溜まっていっていて、
半ば冷やかし気分で
セフレ募集の掲示板ばかり見ていました。
彼女に不満があった訳ではありません。
でも彼女の家族や家庭環境が、
かなりのストレスになっていたのは事実です。
そんな時に見つけたのが、
涼の書き込みでした。