嫌いだと、
嘘をついた。
本当は、
好きなのに。
君を、
焦らすだけのつもりだった。
でも、
君は…。
それを、
信じた。
本当は、
嘘なのに。
それを聞いた君は、
うなずいて。
嘘だよ?と、
言えずにいた。
だからあたしは、
嘘をついた。
嫌いと
君に伝える。
君の瞳は、
震えていて。
そして、
潤んでいて。
未だ嘘だと言えずに、
どんどん心を隠す。
悲しみが溢れて、
後悔した。
何度も願った、
時間が戻れば良いと。
もう戻らない。
後悔の時間は、
積もる…積もる。