君は泣き顔で笑う。
悲しいんじゃないのか?と問う。
悲しいよ、と
君はまた泣き顔で笑う。
じゃあなんで笑う?
悲しいから、と
君はまた涙を流す。
悲しいのに、
なんでそんなに笑っていられる?
なんで泣き顔で笑う?
するとまた君は言う
悲しいから、と。
悲しいから、
笑うんだ。
悲しいから、
涙を流すんだ。
涙がでなくなれば、
悲しむことはないと
たくさんの涙を流した。
それでも悲しみの連鎖は止まらない。