彼女がスッチー2

masa  2008-11-25投稿
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探して探して探して考えて考えて考えて感じて感じて走って
走って走って目を光らせて全神経を研ぎ澄ませて探したが、

見つからない、

それでも探して探して探して、、、、

気がつくと地面にはいつくばっていた。

叫んでみた。


パトロールしている警察が怪しい人間と判断して
近づいてきた。

「何をしてる?」

「被害者の彼氏です!あんたらがよー捕まえん犯人を
探してるんです!」
と警察に当たる。

怒りが行き場所なく爆発している。

「にーちゃんとりあえず落ち着いて家で待っときーや」

「オマエラが!!」
キレた。

「オマエラがしょーもない犯人捕まえられへんからやろ!
 何つったっとんじゃ!!どこが市民守っとんねん!
 この税金泥棒が!!!」

警察は嫌いだ。

警察の友達もいるけど、この際言わせてもらうが大嫌いだ。
俺らの税金で食ってるくせにエラソーにタメ口きいて
エラソーにキップ切って、そのくせ俺の彼女もよー守らん。
どんなけ頑張ってる警察がおるかしらん。
世界一安全な国を作っているのかしらん。
俺の彼女も守れんし、その犯人も捕まえられんなら
何の価値もない。

と、抑え切れない怒りをぶつける僕を警察は必死になだめる。

家に帰ると警察はアホみたいに彼女に尋問を続けていた。
ほんまにアホみたいにマニュアル通りにしていた。
全くやる気ないと気付いた瞬間が、
「犯人の顔は覚えてる?」と聞いて即、「覚えてないよねー」
と自分で決めつけて帳面にスラスラと書いたことだ。

まさか本当にやる気がないとは思わず、
そのときは流してしまったが、
そのときに思いっきりぶん殴っておけばよかったと
後から気付く。

覚えているとなればしなければいけない仕事が増える、
それが嫌だったとしか思えない対応が後からわかってくる。

(たくさんありすぎて後述するが、彼女の襲われた場所の
近くのコンビニのビデオを調べてくれと言うと、
とっくに調べた、というのに実際にコンビニに行くと
警察は一度も来ていないと言われたり、
そういう信じられないことがたくさんある!)



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