はじめまして。
このお話はノンフィクションということを先に言っておこうと思います。
主人公は北海道に住む春斗
北海道の冬は寒い。
本州に住んでいる人にはなかなか理解できない寒さが北海道には約4ヶ月くらい続く。
そんな寒い冬にたまに見ることができる夕焼けは普段以上にきれいだ。
でも、その夕焼けをみるたびに俺は切ない過去を思い出してしまう…。
3年前
大学生になった俺は小学生のときからやっていたサッカーをするために部活に入った。
ごく普通の大学生で、一般的な18歳の男だった。
そう、彩香に出会うまでは………
私は、毎日を楽しく過ごしている大丈夫。
あまり先のことを考えずに生きてきた。
大学もなんとなくで選び、うまいこと就職して結婚でもできたらいいなぁ〜なんて思ってるくらいだ。
でも、大学に行ってビックリした。
のんきなことを考えていたら就職なんてできないし、結婚なんて考えることも論外だった。
夏になったある日、彩香は学校帰りの通り道にあるサッカー部のグラウンドの横を歩いていた。
すると、部活が終わった春斗が近くに来た。
全くの初対面でたまたま近くにきただけだったが、優しい目をした人だと彩香は思った。
しかし、それ以後は全くなにもないまま夏休みになってしまった……