。+:*○  tone poem -音が奏でる恋の詩-*3*

咲川 凛  2006-06-19投稿
閲覧数[355] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「ぉぇぁぇ?!井上が同じ班?!」
「大滝かよ!!」
ショック…?
何で啓チャン来るのよ〜…。
そんな私の気持ちを察知したのか、玲奈が言った。
「わぁ〜大滝もいるじゃん!!すごくない〜!!ってか、あたし大滝の隣やだぁ〜!!せめて羽崎がよかった…。」
「なんじゃそりゃ?!やっぱり、羽崎が好きなんじゃないの?!〜」
「ち、ちがうってばぁ!!!亜樹こそ、大滝の事、まだ好きなの?!」
「す、好きじゃないよ!!もう!!」
昔の話だって。ほんの1ヵ月前だけど。
私が4月の入学して、菊間のこと好きじゃなくなってから、好きになったのが啓だった。
めちゃくちゃ元気で、すっごく明るくって、入学してから1番最初に話した男の子が啓だった。
でも、啓って、すっごくちっちゃい。
かわいくって、弟みたいだった。
なんてったって、身長は140?ない。
けど、身長なんか恋に関係ない。
好きなんだったら、中身だって。
周りはあーだ、こーだ言ってたけど、決心した心には変わりかった。
けれど、クラスの男子が言いふらした。
「井上の好きな人って、啓か勇介だぜ!!」
って。
菊間の時もこうだった。
言いふらされて、相手は知って、別にそれでもよかったはずなのに、相手は嫌がり、私を避ける。そしたら…。私は完全に振られていた。
2度と失敗したくない。
そう思うと、啓への思いは絶ち去らなければならない思いだった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 咲川 凛 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
関東近辺のお葬式
至急対応も可能!!


▲ページトップ