スラム part6

やいち  2008-11-26投稿
閲覧数[616] 良い投票[0] 悪い投票[0]

ストレッチも打ち込みもした。
そろそれ始めるか。

「それじゃ始めようか。悠、審判やってくれよ。」
「えぇ〜、俺だって試合してぇよ。」
悠が言った。
「仕方ないだろ。ご指名なんだ。賢之助、副審してくれ。」
「おう。」
悠と賢之助が位置についた。
「嘉谷さん、手抜かないでくださいよ。」
「期待してた実力じゃなくても文句は言うなよ。」
実際、俺はそんなには強くない。
俺が漫画の主人公とかなら、あの負けた日から死に物狂いでトレーニングをするかもしれないが、あいにく、俺はそんなことはなかった。

「あぁ、悪いけど河野くん。この試合終わるまで見学しといてくれる?」
「あっ、はい。わかりました。」
素直な子でよかった。
「それじゃ、始めよう。」
悠が言った。

俺と新藤は道場の試合用畳の前で礼をし、定位置についた。
「互いに礼!」
悠の声が響いた。そして「お願いしまーす!」
俺と新藤の声が道場に響いた。
試合が始まった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 やいち 」さんの小説

もっと見る

スポーツの新着小説

もっと見る

[PR]
〇beauty hand〇
海外セレブに人気


▲ページトップ